『命に三つの鐘が鳴る』古野まほろ


あたしがまだ歌を忘れない、そのうちに。


古野まほろの最新作があまりにも最高だったので興奮冷めやらない。
これだよこれ。
前作が復帰第1作だったけど、しっくりこなかったので、あれれと思ったのだけれど、今回はまさにまほろカムバックといった感じ。むしろイエ先輩よりこっちが復帰作だったほうがいいんじゃないか。まぁミステリ上の意識の問題なのだろうけど。
お涙頂戴のプロットはWの悲劇からいただいたものなのだろうけれども、それまでもがうまく物語の構成に寄与していること。
これほどに論理と哀切と詩情にあふれた小説を僕は知らない。