読書の非おすすめ


こないだ読んだ本のことを書いてたら、そういや清涼院流水も読んでたわ、大学のとき、と思って久しぶりに嫌な気分を思い出した。
いや、面白いんだけどね。
おもしろい…んだ…け…
まぁ笑って言えるほどひどい小説ってなかなかないから、ごはんを食べて仕事して十分に睡眠をとって、24時間有効活用したけど、なおかつそれでも時間が余るという異世界人は読んでみてもいいかもしれない。
小学生の読書感想文課題図書に指定したら100人が100人読書嫌いになるであろう。

コズミック・ジョーカー・カーニバル

と読んでほとほと懲りたにも関わらず、彩紋家事件も読んで、トップランも読んで、パーフェクト・ワールドを壁に投げつけて、僕の流水人生は終わった。
ちなみにこの順番でどんどんひどくなっていくので、読むならこの順番がいいと思う。

コズミックは1200個の密室で人が死にますよ。やばいよ。というお話。トリックなどない。
ジョーカーはクローズド・サークルで人が不可能な感じで死にますよ。やばいよ。というお話。トリックなどない。
カーニバルは、殺人オリンピックが開かれて全世界でやばいくらい人が死にますよ。まじやばいですよ。というお話。結構厚い文庫本で5冊。頭がおかしい。ガイドブックを引き写したかのような世界各地の説明がおまけでついている。たぶんこれを省けば、4冊になると思う。トリックなどない。
彩紋家事件、3分の1が手品の説明。小説で手品。不思議でもなんでもない。あと犯人がひどい。こんなにひどい犯人の自白は歴史上他に存在しないだろう。
トップラン、3分の1が2000年に起こったニュースの羅列。もう3分の1があらすじ。残り3分の1がダジャレとラップ。
パーフェクト・ワールド。12か月連続刊行。全12冊。「京都と英語と運命がわかる」らしい。4巻くらいまで読んで、風呂敷広げてる状態でわくわくしとくのが吉。定価で全部買うと1万5千円近くいって、吐き気がするほどの絶望を味わえる。
半分が京都の観光名所のガイドブック。もう半分が英語の日常会話と発音のルビ。以上。後半に行けばいくほど、スケジュールのきつさからかアラが目立つ。それでもと思って読んでいたら、12巻で何事もなかったかのようにすべてをぶん投げて終わる。人を12巻1年間つきあわせておいてそれはないと思った。なんだかんだでアホだバカだと思いながらも読んでいた自分との決別。
基本的に半分まで読んで、これどうなるんだ!?と思った状態でやめて、そのどきどきを胸に秘めて生きていくのが一番いいと思われる。その好奇心のままに読み進めてしまうと、好奇心は猫をも殺す。
タバコ吸ってる人の、やめときなよ、に近い感じの扱いではあるけれども、読んだ人と悪口を言いながら笑いあえるという意味では素晴らしいと思う。たぶんこんなにみんなの意見が一致することはないと思う。ちなみに僕はひとりで読んだので、誰とも意見を交換できなかったし、周りにも読んでる人なんかいなかったから、さみしい限りだった。この時ほどミス研に入りたいと思ったことはなかった。

でもある意味大学生のときにしかできない読書だと思うので、推理小説すきなひとは読んでともに後悔しようじゃないか。
なんだかんだで既刊本はすべて読んでいるので僕はただのツンデレかもしれないけど、別に清涼院流水のことなんか好きじゃない。本当に好きじゃない。