『叫びと祈り』梓崎優


「聖人とは、霧の中の蝋燭なのです」

「不透明な視界の先に、淡い光を放つ一本の蝋燭。それがあるから、霧の中でも人は目的地にたどり着ける」

「人とは迷いやすいもの。だから蝋燭の明かりの力を借りて、どうにか神の国に辿り着こうと祈るのです」